今回は、内飾りに続き外飾りである鯉のぼりなどを選ぶポイントを掲載させて頂きます。
まず、飾る場所や大きさを決めましょう。鯉のぼりには、大きく分けて『ベランダ用と』『お庭用』とがあります。さまざまな種類・サイズがあるので、積極的にお店の方にご相談下さい。また、鯉のぼりは赤ちゃんの居るお住まいに揚げるのが一般的ですが、赤ちゃんのお住まいに鯉のぼりを揚げる場所が無い場合に、父方の実家のお庭に鯉のぼりを揚げる場合も近年増えています。
鯉のぼりの素材は一般的に、ナイロン系かポリエステル系のどちらかが使われています。両方とも雨の日に揚げていて雨に濡れても色落ちはしませんが、ポリエステルの方が光に対する強さがはるかに強く、変色があまりありません。素材によって色あせ、生地の劣化が違いますが、ポリエステル繊維のもので5~8年程度はお使いになれます。ナイロン繊維のものは3年程度で色あせ、生地の劣化がはじまる場合があり、濡れたままの状態で重ねておくと色移りがあるのでご注意下さい。※どちらもご使用状況・環境により耐用年数は異なりますので、ご了承下さい。
価格面についてですが、鯉のぼりなどは日用品とは違い、また季節商品であるため、一般的に適正価格が分かりにくいと思います。同じような鯉のぼりにしても価格の安さや過剰な割引やサービス品だけで選ばれると、結局高くつく事も考えられます。品質を見極める為にも色々な店舗を訪れ積極的に質問などして説明を聞き、ご自分で納得のいく鯉のぼりなどを選ぶことが最善であると思います。ご購入後の設置の相談などアフターフォローやアフターサービスなど充実した点もポイントです。
2週にわたってしつこいようですが、日本人形協会では、節句行事や節句人形に関する豊富な知識、制作工程、手法技術、歴史的背景まで、節句人形のことなら何でも熟知している、公的に認められた節句人形販売のプロとして認定している「節句人形アドバイザー」制度、不当な二重価格表示や、製造直売表示から派生するお客さまの不利益を無くすための「適正表示宣言店」制度を設け、節句人形等の信頼度を高める取り組みを行っています。
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