いよいよ、『端午の節句』ですね。どのようにお祝いをするのでしょうか?地域によって異なるとは思いますが、一般的な楽しみ方をご紹介します。
『端午の節句』とは、男の子が無事に健康で育つことを願ってお祝いをする日本の伝統行事です。鎧・兜・武者人形や鯉のぼり、そして菖蒲の花を飾って、ご家族が料理やお酒を楽しみながら男の子の成長を祝います。
では、誰とお祝いをするものなのでしょうか?
おめでたい行事なので、赤ちゃんのご両親・ご両家の祖父母に限らず配偶者の兄弟である叔父、叔母、その他には仲の良い友人などをお招きして盛大に祝います。毎年5月5日の『端午の節句』には、その子の成長を願う日として、皆さん集まってお祝いされても良いと思います。また毎年、成長するお子様のかけがえのない瞬間を、ご家族やご両親と共に五月飾りと一緒に思い出に残る写真として形に残すのも良いのではないでしょうか?息子さんが大きくなって、写真を見ながら思い出を語り合うのも素敵ですよね。
その『端午の節句』に食べられる食べ物は何があるのでしょうか?
【ちまき】
中国では古くからちまきは邪気や厄を祓うものとされており、厄除けをするためのものとして日本に伝わってきました。また、近畿地方より西の地方では、柏の木が自生していないこともあり、ちまきが主流になったとも言われています。
【柏餅】
柏の葉は、古くは神様のお供え物を置くために使われていたもので、柏は神聖な木とされていました。また、柏の葉は新芽が出ないと古い葉が落ちないという特徴があり「血筋(後継)が途絶えない」という意味から子孫繁栄の願いが込められています。
【赤飯(せきはん)】
古くから赤いものには邪気を祓う力があるとされ、祭りやお祝いには赤飯を炊くのが一般的です。小豆(あずき)にも邪気を祓い厄除けの力があると言われ、健康でまめに働くという意味もあります。